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 南大沢フィルハーモニー 第13回定期演奏会

[日 時] 2018年11月(予定)

プログラム解説

交響曲第3番 (ボロディン)

アレクサンドル・ボロディンの交響曲第3番イ短調 は、作曲に着手したものの未完に終わった交響曲である。
ボロディンは1884年に全4楽章構成で交響曲第3番の作曲を開始したが、折からの多忙に加えて1887年2月27日の急死により未完に終わってしまった。後にアレクサンドル・グラズノフが残されたスケッチ及び作曲者がピアノで試演した時の記憶を元に第1楽章と第3楽章を補筆しているが、第2楽章と第4楽章は資料がほぼなかったこともあり、全曲の補完には至らなかった。補筆することができた2つの楽章の初演は1887年、リムスキー=コルサコフの指揮で行われた。

構成
第1楽章 モデラート・アッサイ 2分の2拍子
イ短調、ソナタ形式
オーボエが第1主題を提示する。メノ・モッソとなりクラリネットが第2主題を奏でる。

第2楽章(残されていない)
ボロディンは本来の第2楽章としてロシア聖歌の主題に基づく変奏曲の緩徐楽章を構想しており、亡くなる直前にフィナーレと共にピアノで友人たちの前で演奏していたが、両方とも楽譜に書かれることはなく、グラズノフにも復元できなかった。

第3楽章(グラズノフ版では第2楽章) ヴィーヴォ 8分の5拍子
ニ長調、3部形式のスケルツォ楽章
5拍子のスケルツォ。弦楽器の伴奏に乗ってオーボエが主題を提示する。途中でソステヌート・エ・ペザンテの4分の2拍子の部分が数回はさまれる。モデラートのトリオでは、クラリネットがおだやかな民族的主題を歌う。
この楽章は本来は第3楽章として構想されていた。 原曲は1882年にベリャーエフ家での「金曜日の集い」で作曲・出版された弦楽四重奏のためのスケルツォ。またトリオの主題も『イーゴリ公』第1幕で使う予定であった「商人の歌」の素材が用いられている(『イーゴリ公』では結局つかわれなかった)。これらの構成もボロディンが生前に構想していた。

第4楽章(残されていない)
フィナーレ。第2楽章と同様、楽譜が書かれていない。

「交響曲第3番 (ボロディン)」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。 2016年8月23日 (火) 04:56 UTC 、URL: http://ja.wikipedia.org )より引用

プログラム解説

シベリウス 交響曲2番

この作品について最も早い時期のスケッチは、交響曲第1番の初演が大成功に終わった2ヶ月後の1899年6月に書かれたフィナーレの主題であるが、この主題はしばらく放置された。1901年2月から3月にかけて、アクセル・カルペラン男爵の尽力でシベリウスは家族を連れてイタリアへ長期滞在の旅に出た。ジェノヴァ郊外のリゾート、ラパッロに住まいと作業小屋を借りシベリウスはこの作品の作曲を進めた。厳寒のフィンランドに比べ温暖なこの国を彼は「魔法がかかった国」と評し、スケッチの筆は急速に進んだ。また、この国の様々な伝説や芸術作品も彼の創造力を刺激した。第2楽章の楽想はフィレンツェでの印象やドン・ジョヴァンニ伝説にインスピレーションを得たと言われる。また、ローマ滞在中にパレストリーナの音楽に多く触れ、その対位法技法から多くを学んだ。しかし、シベリウスはこの作品をイタリア滞在中に完成させることはできず、フィンランドに戻ってからも筆を入れており、1901年11月にカルペラン男爵宛に完成が近いと知らせている。この時点で一旦完成とした後、年末に再び大幅な改訂を行った。

作品の内容
第3楽章と第4楽章は休みなく演奏するよう指定されている。重厚な緩徐楽章の後、スケルツォの荒々しい響きが牧歌的なトリオを経由して壮麗なフィナーレへと切れ目なく続いて行くこの作品を、フィンランドの指揮者ロベルト・カヤヌスがロシアの圧政に対するフィンランド人の独立への気概を代弁したと解釈したため、現在でもそのように受け止められるきらいがあるが、作曲者自身はこの作品には政治的意図も標題的な意味もないと語っている。第3楽章と第4楽章を休みなく演奏するアイデアは交響曲第3番では両者を統一するアイデアに発展し、最後の交響曲第7番で交響曲全体を単一の楽章に統合するプランの嚆矢をなす試みである。

第1楽章 Allegretto
ニ長調 6/4拍子、ソナタ形式。第1主題は弦楽器の葉ずれのようなざわめきを背景に木管楽器で奏でられる印象的な歌にホルンが応答する。また冒頭では、小節線の位置がシベリウスの初稿の自筆譜と異なっている(これは6/4拍子での強拍と弱拍の事情を加味したからである)。拍子が2/2に変わると幻想風のエレジーを弦楽器が奏でる。その後6/4拍子に戻ってピッツィカートに転じたりしながら盛り上がったところで木管楽器が第2主題を提示する。第2主題の提示は短く、直ぐに冒頭の葉ずれのようなざわめきが弦に戻って提示部を閉じる。
展開部は第2主題で開始され第1主題の動機を基盤に発展する。その頂点で第2主題によるクライマックスが築かれる。すると幻想風のエレジーの旋律が金管でファンファーレ風に演奏される。
ホルンに先導されて第1主題が再現される。再現部は型どおりだが、幻想風のエレジーの旋律は再現されない。第2主題は提示部と比べると大きめに膨らむ。コーダは提示部と同じように序奏の動機を奏でながら遠ざかり、穏やかな和音で曲を閉じる。
演奏時間は9-11分程度。

第2楽章 Tempo andante, ma rubato - Andante sostenuto
ニ短調 4/4拍子、シベリウスがよく使用したA-B-A-B-コーダの構成。冒頭のティンパニの連打に促されてコントラバス、ついでチェロにかけてピッツィカート音型が続いてゆくとファゴットにより提示される第1主題はドン・ジョヴァンニ伝説から着想されたと言われる幻想的なもの。経過句を交えながら高揚して頂点に達してから、金管がコラール風に締めくくる。曲はアンダンテ・ソステヌートに転じて、ヴァイオリンで提示される安らかな第2主題は、フィレンツェでインスピレーションを受けたキリストのイメージといわれている。やがて総休止の後、第1主題が再現される。今度はトランペットとフルートによる応答で、やはり金管で高揚する。続く第2主題の再現はヴィオラとクラリネットにより淋しく奏でられて始まるが、こちらも金管を交えて幻想的に発展する。コーダは木管による不気味なトリルや金管の厳しい響きが印象的で、荘厳のうちにこの楽章を2つのピッツィカートで結ぶ。
演奏時間は12-18分程度。

第3楽章 Vivacissimo - Lento e suave - attacca
変ロ長調 6/8拍子、第2楽章同様のA-B-A-B-コーダの構成。弦の急速な動きからなる荒々しいスケルツォに対してレント・エ・スアーヴェ(ゆっくり、しなやかに)と指定されたトリオ部分はのどかでしみじみとした牧歌的雰囲気でオーボエによって歌われる。この雰囲気はスケルツォが再帰して荒々しく打ち破られるが、その際に一瞬だけ第4楽章の第1主題の動機も顔を出す。その後再びトリオに戻り、1回目同様に主題がオーボエにより再現される。その応答に独奏チェロに始まる弦楽器が加わり、これが徐々に盛り上がった頂点で第4楽章に休みなく突入する。
演奏時間は6分前後。

第4楽章 Finale. Allegro moderato - Moderato assai - Molto largamente
ニ長調 3/2拍子、ソナタ形式。弦楽器の力強いモチーフにトランペットが勇壮に応える第1主題で開始される。これが壮麗に盛り上がった後、木管による経過句が徐々に静かになり、低弦がうごめくような音型で伴奏する中、木管楽器が第2主題を互いに呼び交わして行く。これが発展して、金管による頂点を作ると、ピッツィカートによる短い小結尾をへて、モデラート・アッサイの展開部へ入る。第1主題のモチーフの変形から始まり第2主題も巻き込みながら次第に高揚してゆき、やはり同様に第1主題の再現に入る。第1主題はほぼ型どおりの再現である。第2主題部は提示部に比べて遥かに長大で大きなクライマックスを形成する。終結部ではオーボエ、トランペットやトロンボーンが朗々と第1主題による讃歌を奏で、全曲の幕を閉じる。
演奏時間は12.5-16分程度。

「交響曲第2番 (シベリウス)」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。 2016年4月21日 (木) 07:574 UTC 、URL: http://ja.wikipedia.org )より引用

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